ウェイト・タロットの作者

アーサー・エドワード・ウェイト/Arther Edward Waite

神秘思想研究家のアーサー・エドワード・ウェイト/Arther Edward Waiteにより作成されたこのタロットは、その名前にちなんで「ウェイト版」、もしくは、発行会社であるライダー社(Rider&Company)にちなんで「ライダー版」、または「ライダー・ウェイト版」という呼称で世に親しまれています。

 

ウェイトは、1857~ニューヨークに生まれロンドンで生涯を送っている、アメリカ生まれのイギリス人。1891年に、イギリスの魔術結社ゴールデン・ドーン Golden Dawnに参入。1942年、第二次大戦中ロンドンの空爆により命を落としています。

彼の指示の下、このタロットの作画を担当したのが、同結社のパメラ・コールマン・スミス Pamela Colman Smith ジャマイカ育ちのアメリカ人女性でした。今では、ウェイト博士とスミス女史の共作として絶大な人気を誇るウェイト版です。

「タロットはシンボリズムである」との主張を前面に打ち出した、言ってみれば「シンボリズムの集大成」とも言えるような壮大なデッキに、当時の西洋神秘主義者、オカルティストたちは魅了されました。ことに、ユダヤ神秘思想「カバラ」の教義と78枚のアルカナを結びつけた新しいタロットの体系は現在に至っても、絶賛されています。

ウェイト没後、彼所有の原版を複写した、Original Waite Deckは、ウェイトの愛娘、シビル・ウェイト Sybil Waite が所有するもので、これが正式に認可された「ウェイト版」ということになっており、この絵柄と色彩とを基に、1971年、ニューヨークのU.S.Games社が長く再版を続け今日に至っています。

ウェイトは、このウェイト版創出の他にも、神秘学、オカルトの分野に著作物をもって功績を残しております。

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